木造住宅耐震診断技術者養成講習会

木造住宅耐震診断技術者養成講習会

群馬県主催の平成26年度「木造住宅耐震診断技術者養成講習会」に
参加してきました。

午前中は、木造住宅の地震被害例と耐震診断、耐震改修の考え方等
について、岡田 恒 氏の話をお聞きしました。
午後は、診断法、補強方法、調査方法の解説を佐久間 順三 氏にし
ていただきました。

講習の内容はすべてとても興味深いものでした。とくに午後の佐久間先生
の話は、ご自分の体験談もおりまぜて面白く、昼寝をしている暇はありま
せんでした。

耐震診断とは何か。答えはとてもシンプル「震度6強程度の大地震のとき
その建物が倒壊するか、しないのかの診断。」

耐震補強はどうするか「目標評点を明確にして、お客さんの要望を満足
するようにする。」 
大地震の時、家が倒壊しない程度に費用をおさえて補強するのか。子や
孫の時代までも十分使えるように補強するのか。・・・ということ。

補強工事は、生活があるのだからできるだけ安く、早く行う。その為には
ごく一般的な材料、工法でするのがいい。

これらは佐久間先生の実体験からの考えであり、私も同感だと思いました。

ロブホームの建物は、東日本大震災の際、建設中のものも含めて全部で
6棟でしたが、ダメージを受けたものは、1棟もありませんでした。地震とは
違いますが、昨年2月の大雪の際は、全部で10棟。このときもダメージを
受けたものは、1棟もありませんでした。

このことを私はとても誇りに思っています。これからも安全で快適な家造りに
励みたいと思いますし、また今回の講習に参加して、既存の家の耐震診断
や補強工事にも取り組みたいと考えています。